前回のお話までで、サーバを契約してWordPressをインストール、最初の設定まで行いました。これでブログを立ち上げる準備は最低限整ったわけですが、今回はより簡単・便利にWordPressを使いこなすための「テーマ」を見つけてみましょう。
無料テーマか有料テーマか
ども、とんじるです。ぶっひん。
「テーマ」というのはWordPressのデザインテンプレートのようなもの。
見た目のデザインだけでなくSEO対策やソーシャルメディア連携など、さまざまな機能拡張を備えたものも多く、良いテーマをチョイスすることは今後のブログ運営に大きな影響をもたらします。
WordPressのテーマを探していく上で、最初に悩むところが「有料テーマか無料テーマか」ではないかと思います。
これ、結論から言うと「有料テーマ」のほうがいいです。間違いなく。
ブログを運営していく上では、必ずSEO対策をはじめとした細かなカスタマイズが必要になってきます。
なぜならせっかく一生懸命書いた記事も、Google検索に引っかかってこなければWeb上に存在していないことと同じになってしまうから。
初心者にはSEOの知識なんかまったくありませんから、この壁を早い段階で超えていくためには、ゴリゴリにSEO対策が講じられた有料テーマを使う、というのは実に戦略にかなった話なのです。
ただその一方で
- 種類が多くて何を選んでいいのかわからない
- 初期の段階で1万円以上の投資に躊躇する
というのも初心者あるあるではないかと。
まあこれも理解できるんですね。
ということで、今回は、まずは無料テーマでどこまでできるかやってみよう。
と考えたわけです。
無料テーマの選定基準
今回、とんじるが無料テーマの選定基準としたのは以下の3点
- WordPress 5.0(Gutenberg)対応
- 有料テーマへの移行が容易
- デザインテンプレートがいけてる
WordPressは昨年4.Xから5へメジャーアップグレードを行っています。有料テーマでも多くがまだ対応ができていない状況ですが、これから始めるのであれば、WordPress 5(Gutenberg)対応済みのテーマが望ましいと考えました。
また、無料テーマでは早晩機能に不満が出てくることは予想されます。なので有料版の上位テーマが用意されているもの、というのも選択肢としてアリなのではないか、と考えました。
最後に、どうせサイトを作るならデザイン的にイケてるほうがアガるよね。って話です。無料テーマの場合シンプルすぎてなんとも味気ないものも多いので、この辺りのポイントも調べてみたいと考えてみました。
最終的に「COCOON」「LIQUID PRESS LIGHT」「Nishiki」の3つをチョイス。
その中から「LIQUID PRESS LIGHT」を選びました。
今のこのサイトは「LIQUID PRESS LIGHT」で組まれています。
その結果。
失敗だったと感じています。
その理由、これからお話しします。
WordPress 5の闇
まず、大前提として選んだ「WordPress 5(Gutenberg)対応済み」という基準が間違っていたようです。
多くの有料テーマがWordPress 5に現状未対応、というのにはどうも理由があるようで、このWordPress 5、特に今回採用になった「ブロックエディタ」がなかなかのくせ者で、思うように使えないのです。
上記の第3回の記事はWordPress 5の「ブロックエディタ」で書いているのですが、読み辛くないですか?
なぜかというと、なんと改行情報が反映されていないのです。
「ブロックエディタ」で書いた記事すべてがこうなるわけではないみたいなので、理由がよくわからないのがなんとも歯がゆい。
なぜこうなった??
こういった困った状況のとき、Webで検索して解決策を探すわけなのですが、このときブロックエディタに関する情報がまず少ない。
また、ブロックエディタは投稿画面の見た目が今までのwordPress(4.x)とだいぶ違うため、ネット上にある多くの情報が使えるのか使えないのか、見た目で判断しづらい。
こういった「困った時」に「使えない」というのが、WordPress 5の現状と言えます。
今後はソフト自体もアップデートされ、関連情報も増えてくると思われますが、現時点では「WordPress 5対応」は初心者にとっては足かせになりかねないと結論します。
当面は「Classic Editor」を使うのが吉
それではどうしたらいいのでしょうか?
WordPress 5では、従来環境からの移行をスムーズにするために、WordPress 4.xの作業空間を再現した「クラシックエディター(Classic Editor)」というものを用意しています。
「Classic Editor」は標準搭載ではないのですが、プラグインとして提供されます。
上記からダウンロードしてもいいですが、「プラグイン」画面で「Classic Editor」と検索してインストールするのが最も簡単です。
クラシックエディターを適用することで、ほとんどのWordPressテーマやプラグインが使えて、見た目もWordPress 4.xに近い環境で使えます。
初心者はクラシックエディターを使うのが現状迷いのない利用方法といえます。
無料テーマには2種類ある
今回使ってみて、無料テーマには2種類あることに気づきました。
- 無料の範囲内でできるだけ多機能を目指したもの
- 有料版のお試しとして機能制限されたもの
今回とんじるが選んだ「LIQUID PRESS LIGHT」後者で、上位バージョンとして有料版が複数用意されています。
これのエッセンスを抽出して、同社のテーマの雰囲気を知ってもらおうと設計されたテーマになりますので、かなり意識的に機能制限がかかっています。
たとえばこのページのタイトル周りにソーシャルボタンが設置されてますが
これ、外せないし変更もできないのです。
はてなに至ってはリンクの設定もできないので、触ってもらってもどこにも飛びませんw
またSEO対策機能はごっそり抜け落ちています。
今回のチョイスとしては間違ってしまったな、というのが正直な感想です。
ただ、これを責めるつもりはまったくありません。私の認識不足でした。
選ぶべきは「無料の範囲内でできるだけ多機能を目指した」無料テーマであると結論します。
デザインについては、いいに越したことはないですが、まずは機能性を優先すべきでしょうね。
最終結論
というわけで、初心者ブロガーがWordpressを始めるにあたって、使っていい無料テーマというのは限られてきそうです。
今回はチョイスから漏れてしまったので評判レベルの話になってしまうのですが、ふたつほどおススメさせていただきます。
COCOON
WordPress公式テーマにもなっているSimplicityの作者であるわいひらさん作成の無料テーマ。
Simplicityのエッセンスを残しながら最新のSEO対策にも積極的に取り組まれた意欲作です。
Googleアドセンスやamazonアフィリエイトなど、初心者が最初に取り組むべき収益化プログラムに対する親和性も高く、無料版とは思えない多機能ぶりです。
WordPress 5対応済み。
Luxeritas(ルクセリタス)
Luxeritas(ルクセリタス)は、 SEO 最適化済み、多機能なのに高速な無料の WordPress テーマ。カスタマイズ可能な領域が広く、プラグインなしでさまざまな機能拡張が可能です。
プラグインが必要な点は表示速度の点でも優位に働き、「爆速」との評価も高いテーマです。
当ブログでもこのLuxeritas(ルクセリタス)への変更を検討しています。
今回のめるまえポイント
では今回のめるまえポイントです。
- 有料テーマは種類も多く選ぶのが難しいが結果的にはおススメ
- 無料テーマは機能性でチョイスすべき
- COCOON/Luxeritasのふたつが高機能でおススメ
というわけで、今回は自分的には失敗談になってしまいました。すみません。
次回はいよいよGoogleアドセンスに挑戦?かな?
そんじゃまた。ぶっひん。
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